お萩
*メンバー紹介
お萩は2016年の2月、雪の降る夜に駐車場に現れた。


仕事から帰ってきたピヨ吉(夫)が
「猫がおる!たぶん子猫?、ねこやと思うねんけど。。。」
というので、懐中電灯を持って外に飛び出す。
小さい黒っぽいものが車の下に逃げ込んだけれど、
手を伸ばそうとしたら逃げられてしまった。
もう、それから気になって気になって寝られずに
何度も駐車場を見に行った。
一度、戻ってきたようだけど、網で捕まえられるはずもなく
悶々と夜を過ごした。
次の日の朝、なんとウッドデッキにいた!!
そーっとそーーっと、やさしく話しかけながら距離を縮め、素手で捕獲成功。
逃げる体力も気力もなかったんだろう。。。
目ヤニとハナ水でカピカピのズルズルで、
何より体が冷え切っているのでお湯で洗いながら温めた。
肉はどこについてる?!くらいの皮と骨状態だった。
缶詰にもカリカリにも興味を示さなくて、
ハムをお湯で塩気を取りながら温めてあげると食べてくれた。
そこから、ゆっくり猫缶やササミのボイルなどをハムと混ぜながら食べさせた。
ご飯の後、すぐに動物病院に連れて行き、
血液検査と虫下しなど、ひととおりの処置をしてもらう。
生後2ヶ月くらい?体重は800gだった。
親とはぐれてどのくらいの期間1匹で彷徨ってたのかわからないけれど、
親恋しくてうちのネコ達の声に惹かれてやってきたのだろう。
いまでこそ、後追い期のように足元にくっついて来るけれど、
当時は抱っこはさせてもらえず、ネコ達にくっついて離れなかった。
だいぶ治まってきてはいるけれど、鼻くそ爆弾と鼻水スプレーを撒き散らすので
里子を断念して、我が家の7匹目となった。
(実はこの時もう1匹杏子という子を保護していたので8匹いた)
この子、お萩。
密かに、タヌキの生まれ変わりじゃないかと思っている。

3年前に庭に疥癬にかかったタヌキが居着いたことがあった。
野生の動物に餌を与えてはいけないけれど、
はやく良くなって元の居場所に帰ってほしいのもあって
水とカリカリ(犬用)を置いてあげた。
最初は遠く離れたところでビクビクしていたけれど、
ちょっとは安心したのか2〜3mくらいまで近づけるようになって
朝、水とご飯を置いてもらうのを待っているようになった。
だた、病気なのでネコと接触するのも怖いし、
庭の数カ所がタヌちゃんのトイレになってしまって
臭くて臭くて・・・
やっぱり、早くお帰りいただきたかった。

ある日、すごい叫び声がすると思ったら
別のタヌキがやってきて噛み付かれてけがをした。
ピヨ吉がホウキで追い払ったけれど、いじめていた方も病気っぽかった。
3週間ほど庭で過ごしていたけれど、
いじめタヌキが再び現れて、どこかへ行ってしまった。
ごめんよぉ、ネコなら飼ってあげられるんだけど。。。
そう呟いたのを覚えている。
お萩は、タヌちゃんが生まれ変わって
我が家に来てくれたんだと思う。

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